LOTR

昨日は久しぶりに大学時代の友人Kさんと会ってドイツビールを飲んで参りました。

いやね、一応我々は独文学科出身だし(笑)。彼女と最後に会ったのは自分たちの

バンドのライブに来てくれた時以来だから、実に15年前です。全然そんな気はしない

ですけどね。毎年年賀状で「今年こそ会おうね」と言い続けてようやくそれが実現した

次第です。いやそれにしても全然変わっていなかったですね。まぁ、自分も同じこと

言われたんですけどね。一年前ならきっと凄く驚いたと思うけど。でも実を言うと

自分の側は、彼女がタモリ倶楽部に出演した時に観てるんですよね(笑)。

 

Kさんは学科の頃は一番ドイツ語が出来た方だったのですが、もうすっかり忘れて

しまったとか。勿体無いなぁ。同じ先生(であり今となっては非常に良い友人)に

非常にお世話になっておりますし、同じような業界で頑張って来たし、と共通点が

多いので話のタネには困らず、あっという間に5時間近く経過してしまいました。

何か毎回同じようなことを書いてるな、オレは(苦笑)。ウィーンに留学していた頃、

彼女のご両親が観光に来られて、あちこち案内して回ったのが良い思い出です。

 

で、やっと今回のタイトルの話になるのですが(笑)、Kさんは洋画の宣伝マン

(ウーマンか)としてずっと第一線で頑張って来た方なのですね。その中でも

思い出深かった話として、担当していたロード・オブ・ザ・リング(通称LOTR)と

地獄の黙示録特別完全版の話を色々聞いたのですが、自分としては垂涎の的と

いうか、ちょっとここでは書けないような内輪話も含めて本当に面白くて。あとは、

川喜多かしこさん、淀川長治さんと言った今は亡き方々の貴重なエピソードとか。

 

曰く、地獄の黙示録で完全版にも結局収録しなかったシーンのビデオが家の

どこかにあるだとか、ゴラムの中の人に良いスミーゴルと悪いスミーゴルの声の

演じ分けを眼の前でやって貰っただの、PJのプライベートスタジオに行ったことが

あるとか、PJ+「旅の仲間」全員と某超高名日本人アーティストM氏にサインを

入れて貰ったスリーブがあるとか、海洋堂のM専務からオリファントのガレキの

プロトタイプ貰ったとか…。ゆ、許せんっ!と思わず言いたくなりますね(笑)。

 

えーどんだけのお宝だ、そりゃ!って感じです。M氏からはサインをする時

「これ、売らないように(笑)」と自分の名前「○○○さんへ」を入れられたってそりゃ

アナタどう考えたって有り得んでしょうが…(苦笑)。あの方の作品、一体幾らすると

思ってんですか。自分のところにあるラピュタや未来少年コナン、カリオストロの城の

セルとか比較にならんでしょうよ。何なら喜んで交換しますよ(笑)。余談ですが、

去年生活に困ってコレクションの一部をまんだらけで売ったら、一番高いのは一枚

45万で売れました(驚)。シータとドーラの背景付きバストアップ、レイアウト・動画なし

というのだったのですが、最終的に誰が幾らで買ったんだろうアレ…?

 

それにしても、古い友人というのは本当に良いものです。例え15年ぶりでも全く

違和感なしというのはちょっと驚きましたが。仕事柄、利害の全く発生しない飲みと

言うのも普段は中々ないですし、今後はたまにやりたいねと言うことでお開きに

なりました。将来は彼女のスキルや経験を生かした何らかの事業でコラボ出来たら

良いですなぁ。と言うか誰か彼女の企画に5億くらい出資してくれたら絶対当てて

10億にしてみせるとのことなので、興味のある方は自分まで(笑)!