2008年の映画興行成績

ここんところ色々ありまして、人生って時としてままならないものだなぁと実感してます。

それでも自分に出来るのは、頑張って前向きに進んでいくことしかないですし、いつ何時

でも笑顔を忘れずにいたいもの。しかし、人の心配って自分のことよりも胃に来るな…。

いや、でもここで自分が頑張らねばどうする!

 

さて、気を取り直して今日の題材ですが、木曜の森島さんの講義で聞いた数字が非常に

興味深かったのでまとめておきます。要は2008年の日本における興収がどのような状況

だったかなのですが、数字を見ればトレンドが一目瞭然です。

 

まず全体の数字ですが、1,948億円で前年より-1.8%、入場者数は-1.7%となっています。

内訳を見ていくと、邦画が過去最高の1,058億で全体の60%を占めており、これは前年度

比+22.4%になります。一方洋画はと言うと、過去最低の789億で全体の40%にとどまり、

前年度比は-23.9%という数字が出ています。顧客単価は1,214円で-0.2%で微減と言うか

ほぼ変わらずですね。ここ数年来の邦高洋低傾向が更に加速をしたことが見て取れます。

 

映画興行のバブルと言える状況は全体の数字を見れば判る通り既に終わっており、

総スクリーン数こそ3,359で前年度比+138ですが、シネコンの過当競争が激化しており、

恐らく来年からこちらも減り始めるのではないかとの予測でした。邦画全盛とは言え、

実はそのうちの殆どが東宝、しかもテレビ局絡みの製作委員会形式作品で、もう映画

興行の成否はTVスポットの物量作戦で決まると言っても過言ではありません。

大体ポニョと花男が無ければ昨年の数字はえらい悲惨なことになってたような。

現在ではDVDも売れなくなっていますし(この件についてはまた別途考察します)、

映画興行自体が非常にリスキーな賭けの色彩を更に濃くしていっています。

要は100億掛けて110億回収と言ったビジネスモデルになっちゃってるんですね。

 

そうなってくると、映画製作で一番重要なのは、コケないためのマーケティングということ

に必然的になります。あと原作の選択と、どこに当てるかの出し場所の見極めですか。

もしくはポケモン、ドラえもんと言った必ずお客さんを呼べる定番プログラムも経営上更に

重要になってきます。でも自分が一番印象に残ったのは、森島さんの「だからシャシンが

つまらなくなっちゃうんだよな」という嘆きだったりしますけど(笑)。ホントそうですよね…。

 

今年は今のところRookiesの大ヒットが目立つ程度ですが、この状況はほぼ変わらない

でしょうね。あとはEVAがどれくらい行くか、個人的に興味大です。しかし日テレでEVA

やるのってやはり違和感有りまくりなんですけど…(笑)。