音響補正(曲アップあり)

自分の携帯カメラの画質がイマイチなのは、保護フィルターのせいだったことが判明。

前回のナクスタの写真とかボケボケだもんな。このブログへのアップには、ミノルタの

古いデジカメを使用しております。画像サイズがちょうど良いもんで。CanonのG10も

持っているのですが、デフォの画質が良すぎて逆にレタッチが手間なのですな。

 

ということで、上の画像は自分のバンド活動の相棒、石井くんです。

ドラマーの関根と3人でThe Baking Powderというバンドを始めてもう15年に

なります。月日が経つのは速いモノだ…。昨日はリハのためにうちのスタジオに

来ていたのですが、ついでにミキシングルームの音響測定を手伝って貰いました。

 

ちなみに我々は今こんな曲をやっています。Voとピアノが石井くん、アコギが自分。

60年代のデモ音源っぽく潰して作ってみました。ピアノもアコギもほぼ編集なしの

Take1 OKです。ま、ブッキング用のデモだし(笑)。秋ぐらいから小さめのハコに

ボチボチ入れていこうと思ってますので、どうぞ宜しくです。本格的な活動は久方

ぶりなので、暫くは隠密でやるつもり。上のはJETのカバーですが、基本的に

オリジナルメインです。あ、ここ15年くらい常にベーシスト募集中です(笑)。

 

さて、その音響測定及び補正ですが、IK MultimediaARC Systemを利用して

進めていきました。暫く前のキャンペーン時に破格の値段で購入して、まだ導入

していなかったので。動作原理の詳細は上記リンクを見て貰うとして、簡単に

ザッと説明しますと、20箇所程度のポイントで同梱マイクを利用して音場を測定し、

その結果を自動計算してリスニングポイントでの音場がニュートラルになるように、

DAWのPlug-in側で補正を掛けてくれるというシロモノです。

 

ところが、測定完了してまずビックリです。予想はしておりましたが、まさかここまで

とはね…。 低域はボコッと出てるし、中域はあちこち凸凹だし、中高域から高域に

かけてはかなりハイ下がりになっていました。左右のバランスもイマイチです。

うちの10モニがそろそろ経年変化でハイ落ちして来ているせいもあるのでしょうが…。

スタジオの中は専門業者に施工して貰っているので問題ないのですが、こっちは

自分でやったので、それがやはり結果に出てますね。いやー怖い怖い。

 

さてその次はと、Pro Toolsのマスタートラック最終段にARC Plug-inを刺し、測定

結果を反映したプロファイルで補正を掛けて過去のミックスを聴いてみて二度目の

「うーん…」です(笑)。上記の環境で作業していた訳ですから、当然部屋の音場が

補正された状態で聴くと低域は足りないし、逆に高域は強過ぎ。オケ持込の歌録り

とかにはそんなに影響はないですが、素材からスクラッチで作る時にはかなり能率に

差が出ますね、これは。一般の方には違いが判らないかもしれませんが、こりゃ

スタジオでの仕事が本格化する前に導入しておいて良かったですよ。ちなみに

今日アップした曲は、ARCを使ってミックス&マスタリングをやり直しております。

 

と言うワケで、このARC System、マジでプロジェクトスタジオには必須ですね。

これまでミックス/マスタリング時に様々な再生環境で確認を取っていた部分の

手間をかなり省けそうです。何かショップの宣伝みたいですが、本気でお勧めします。

普通の値段だとちょっと高いけど、元は余裕で取れると思います。もしまた投売り

キャンペーンをやるなら絶対に押さえておきましょう。ちなみにIK Multimedia

ワタクシは創業以来のお得意さんで、ほぼ全部のPlug-in を持っております。

イタリアの会社なのですが、その辺りを反映してか、プライシングとか非常に

アバウトで良い感じです(笑)。安売り王と呼んでも良いくらい。ここの製品は

絶対定価で買ってはいけませんよ(笑)!

 

あ、T-RacksとかCSR、Sample Tank、Sample-Tronはダブってますので、誰か

要りません? いずれも未登録シリアルを持っていますゆえ、ご興味のある方は

お気軽にメール下さい。再販、中古販売は禁止されているのですが、個人譲渡なら

問題ない筈です。定価はそれぞれ3万くらいしますよ~。 ←製品詳細もこちらから!

 

この辺の輸入代行、意外に商売になるかもしれないけど、在庫が発生する商売は

今のところ自分はやる気はないので、起業したい方はノウハウを教えますよ。