卒業式

昨日は何人かの人とゆっくり話す機会があり、非常に有意義な一日でした。

それぞれ仕事絡みではありますが、同僚や元部下と言うより、個人的に大切な

友人と思っている人たちなので、立場が変わってもこうして良い付き合いが出来る

と言うのは本当に嬉しいことです。逆に立場が変わったからこそ、という面もあるの

でしょうけれども。余計なしがらみが無いから言いたいこと言っても問題ないし。

 

良い機会でしたので、この2ヶ月を掛けてまとめ上げた事業計画を見て貰いましたが、

お蔭様でご好評を頂き、これまでやってきたことの集大成として、夢と理念を大切に

今後の事業展開を考えていくというスタンスが間違ってはいなかったことを改めて

確信し、今後も頑張ろうという意欲が強く沸いて参りました。勿論、ビジネスである

以上は「収益」が何よりも大事なのですが、自分の持論としては、その他に「社会貢献」

と「社員への還元」を加えた3つの要素がバランスを保つことが肝要だと考えています。

このうちのどれが欠けても自分の目標とする会社にはなりません。そこへ至る道は

まだまだ遠く、現在は最初の一歩を踏み出したに過ぎないのですが、引き続き笑顔で

前に進んで行きたいと思う所存でございます。

 

ちなみに昨日の夜はここに行ったのですが、評判にたがわず美味かった!

喋りながらでしたから余り量は食べられませんでしたが、南インド料理の美味しい店は

貴重なので、何回か通って色々なメニューを試してみたいと思います。マサラドーサも

美味しかったですが、本当にバナナの葉に盛られてやってきたミールスが絶品で。

食べ切れずに残してしまったのがくれぐれも残念…。あと他の人が飲んでいた

怪しいお茶のカクテルが気になって仕方がなかったので、今度は自分で頼もう(笑)。

味見させて貰えば良かったなぁ…。

 

話はちょっと変わりますが、最近仕事の絡みもあって他人の音楽を聴く機会が増えて

来まして、そうなるとやはり「自分の音楽を作りたい」という意欲がフツフツと沸いて

来てしまいます。ライブもそうですけど、ボチボチ自分の録音もやっていかないとね。

BeatlesのリマスターCDも来月遂に出ますし、現在かなり個人的にはアーティスト魂が

燃え上がっております。余りそっちに突っ込み過ぎないよう、気をつけねば…。

 

昨日の話題の中に、どうやってビジネスパーソンとしての自分とアーティストとしての

自分(まぁそんな大したものではありませんが)を使い分けていくかという話があった

のですが、美大で彫刻をやっていたある方は「作る過程が大事なのであって、それが

どのように評価されるかはどうでも良い。その中で自分が進化していくという実感が

持てれば良い」と仰っていたんですね。「完成してしまったらその作品自体に興味が

なくなる」と。実際、この方は大学卒業時に4年間で作った作品を全部壊してしまった

そうで、その時の気持ちは「こんなものを世の中に残してはいけない」だったとか(笑)。

 

この辺は時間芸術に縛られている自分とは随分違うなぁといつも感心させられます。

音楽にせよ映像にせよ、途中で止まれない、戻れないのが基本ですし、何よりも

こちらは相手に聴いて貰ったり、観て貰ったりする事が大前提ですからね。

そう言う観点の違いを知ることが出来たり、自分が思いもつかない考えや体験談を

聞くことが出来るので、人と話すのは本当に面白いですよね。

 

で、今日のタイトルですが、何か昨日は会社人としての自分からの卒業式のような

気がしたので、このようにしました。色々な方にご迷惑やご心配をお掛けしましたが、

何とか無事にここまで来れました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

人生は楽なことばかりではありませんが、精一杯悔いの無いように頑張って

行きましょう!