「笛日和2010」

気がついたらもう2月ですよ…。1月はあっと言う間に終わってしまいましたね。

光陰矢の如しとはこのことです。ボヤボヤしてたらすぐに今年も終わりますな(笑)。

今年はホントやることが沢山ありますので、気合いを入れるのは勿論ですが、

計画的に進めないとえらいこっちゃになるので、気をつけないとね。

 

本題と全然関係ないのですけど、知人のご夫妻から昨年誕生したお子様の内祝いに

頂いた、イタリアン調味油セットの籠が可愛かったので、中にうちの子たちを詰めて

写真を撮ってみました。意味は余りありませんが、ビジュアルが有った方が淋しく

ないかと思ってアップします(笑)。

 

さて、前置きはこの辺にしてそろそろ本題に入りますが(笑)、 先週は設定サポートや

コンサルの仕事の合間を縫って、プリプロ制作のためのアレンジやリハの準備を進めて

おりました。下記のような曲です。

 

 I     V IIIm   IV   IVm6   I/III   IIm   Vsus4 V

 I     V IIIdim  IIm7 IVm7   IIIm  IIm7  V         

 

これ以上(特にメロ)は企業秘密ですが(笑)、この曲はメロが凄く良いので、

それをなるべく生かすべく、今回は教科書通りの和声付けを心掛けてみました。

二回目のドミナント代理→サブドミナントのところを繰り返しではなく、dimから

サブドミナント代理に置き換えるのが自分っぽいと言えば自分っぽいですけど。

dimとaugを偏愛するのが自分の特徴です(笑)。

 

そこからは半メジャー的なマイナーセブンスの連続で「解決先を探してる感」を

引っ張って(これを純粋の属七和音でやるとブルースの手法になります)、

最後はお約束のツーファイブなワケですが(苦笑)、一箇所だけセブンスの音を

入れない純粋のマイナーになっているのには、勿論意図があります。ピアノでも

ギターでも構いませんので、その方が進行が落ち着くことを是非体感してみて

下さいませ。要はこの8小節の中で自分がやりたかったことは「王道」なのですね。

久々の前線復帰にあたって、正攻法で勝負したかったのです。なので、前半の

4小節は教科書通りのクラシックな和声法で、後半の4小節はポップス、ブルース、

ジャズの定番進行を組み合わせています。だから何だと言わればそれまでなの

ですが…(苦笑)。

 

何でこんな話になったかというと、昨日31日日曜に、所沢の松明堂音楽ホール

という小さなホールで毎年恒例となっている、栗コーダーカルテットの掲題のライブに

行って来たのですね。前半は仕事の都合で間に合わず、後半からになってしまい

ましたが、好きな曲を後半に続けてやってくれたので大満足です。ここは小さい

ホールにもかかわらず音響がとても良くて、いつも生音で演奏してくれるのです。

彼らがマイクやPAを全く使わないのはここだけじゃないですかね。このホールは

設計をリュート奏者のつのだたかしさん(つのだ五兄弟の四番目の方ですよ!)が

手掛けられているそうで、雰囲気もとても良いのですよ~。

 

彼らのコンサートは、近研さんがカポを何フレにセットしたかとか、川口さんが何の

打楽器を持つかで演奏前に既に曲が判るほど(笑)しょっちゅう行っているのですが、

ここでのライブが一番好きですし、毎年楽しみにしております。で、昨日は妻が先日

出た楽譜集第二弾にサインを貰ったのですね。そしてその楽譜の冒頭にある解説、

特に栗原さんの文章が普段ののんびり具合に似合わず(失礼しました…)、非常に

理論的に編曲を論じているので、それに影響されたという言う次第です。ここまで

実に長い前振りでしたが(笑)。

 

ちなみに栗原さん本人によると、彼らの曲は「そんな頑張って練習するようなモンじゃ

ないから、頑張らずに演奏して下さい」だそうです(笑)。自虐にも程があると言うか、

逆に奥深いコメントにも聞こえるのが不思議なところ(笑)。是非「スーのうた」や

「オノマトペのうた」をライブでやって欲しいんですけどねぇ…。

 

では、また次回! ちと今日は専門的過ぎたかな…。