谷川道子先生最終講義

今年になってからあっと言う間に2ヶ月が経ってしまいました。と言うワケで、

お気づきになっているかもしれませんが、本日旧サイト(akzent.jp)からこちらに

リダイレクトを掛けましたので、一応これでサイト移転完了ということになります。

必要でしたらブックマーク打ち直して下さいね! メールもco.jpに移行済みです。

但し、メールもサイト同様に旧ドメインから転送が掛かってますので、余り気にする

必要はないと思いますけど。ちなみにTOP画像等のビジュアルはこれから弄って

いく予定となっておりますよ。

 

さて、前回のヨコハマ紀行以降の話ですが、相変わらずの忙しさです。

新しいエレガットはまだ見つかっておりませんが、とりあえずCE-1をヤイリの岐阜の

工房に修理見積もりに出しました。こちらの値段と納期を聞いてから、新しい1本を

マジメに探すかなと。今のところ10数本弾いた中では、YAMAHAのNCX-1200R

一番良かったかな。正直ノーマークだったんですけど、価格に対しての作り込みの

丁寧さと音は非常にコストパフォーマンスが良いと思いますね。CE-1を新品で

買うより安いし…。噂には聞いていましたが、YAMAHAベトナム工場恐るべしです。

ホセ・ラミレスまでの予算は無いし、正直これで充分かな…。

 

話は変わって、27日(土)に大学院時代にとてもお世話になった谷川道子先生の

最終講義が外語でありましたので、府中キャンパスまで夫婦で行って参りました。

自分の立ち位置は「Tさんのご主人(笑)」で良いだろと気楽に考えていたのですが、

普通に知り合いの方ばかりで、非常に懐かしい同窓会となりましたですよ。

それにしても、10年振りでも皆さん本当に変わりませんねぇ。先生方もそうですが、

大学院で一緒だった方々まで全然変わらないのは流石というか何と言うか。

やはり常に若い世代に接していらっしゃるからなのでしょうか。それにしても、

久し振りに会う方の名刺肩書きが「准教授」となっていたりして、結構感無量です。

 

今回は勿論谷川先生にご挨拶することが最大の目的だったのですが、お世話になった

小川先生、成田先生にもお会い出来ましたし(その節は色々とご心配をお掛けして

申し訳ありません…)、14年振りにお会いした東大の松浦先生(独文学会会長の

激務お疲れ様でした)にご挨拶出来たのも嬉しかったですね。松浦先生には中世

高地ドイツ語(MHD)を一年教えて頂いたのですが、自分が働いてから学業に戻った

ことやウィーンに行っていたことまで覚えていて下さって、びっくりです。とんでもない

記憶力ですね…。我々夫婦を見るなりニッコリして「なるほど!」と仰ったのがとても

印象的でした。我々は松浦先生のゼミで一緒だった頃はまだ付き合っていなかった

ですのでね(笑)。今回は大学院の先輩である本田先生にも「え? 二人がそんな

関係だったって全然知らなかった」と驚かれましたし、何だかとっても新鮮でした(笑)。

今回はご挨拶が出来ていなかった先生方に、我々の報告とご挨拶も出来ましたので

本当に参加して良かったと思います。

 

また、懇親会にいらしていた外語大学長の亀山先生、学芸大学長の鷲山先生にも

ご挨拶と結婚のご報告が出来たのは望外の喜びです。亀山先生はうちの母と実は

同郷でして、最初にお会いした十数年前から親しみのあるイントネーションだな、と

思っていたりして…(笑)。視聴覚センター勤務時、特に外語100周年の時には本当に

お世話になりました。島田雅彦さんの講演時に亀山先生をメッセンジャー役にお願い

してしまったのは未だに冷や汗ものですが…。最近は毎日新聞を見ていると某国首相

並みに動静が判るので非常に有難いです(笑)。

 

鷲山先生は自分にとっては谷川先生のご主人様(パートナーという書き方がちょっと

恥ずかしくて…)として、ご実家の掛川で合宿に参加させて頂いた時の気取りのない

お姿が非常に印象に残っております。学長に就任された時は我がことのように喜んで

おりましたよ。両先生共に、自分のことを覚えていて下さるだけではなく、今回結婚の

ご報告とは別に、昨年末に独立したことをお話ししたのですが、「何か困ったことが

あればいつでも来なさい」とか「仕事は抜きにして飲みに来なさい」等の本当に有難い

言葉を頂いてしまいまして…。本当に素晴らしい先生方だなぁと感動した次第です。

 

肝心の最終講義は「文化としての演劇?」と題した、谷川先生のこれまでの研究と

活動の来歴を振り返るという内容で、非常に面白かったですね。谷川先生は学生の

自主性や意見をとても大事にされる先生ですので、先生自身のお言葉や努力を

押しつけるようなことは全くされないため、初めてお伺いする内容も結構ありました。

演劇研究者としても日本の第一人者でいらっしゃいますし、教育者としても本当に

尊敬出来る方です。自分などが言うのは正直おこがましいですが、これまで本当に

お疲れ様でした! また不出来な院生にもかかわらず、温かい目でいつも激励頂き

有難うございました。結婚のお祝いに頂いた幸福の木は順調に育っておりますよ!

 

先生がいつも仰って下さるような「本当に気持ちの良いベストカップル」かどうかは

全く自信がありませんが、そうなるよう努力して参りたいと思います。暫くはお休みを

取られるとのことですが、すぐに前線復帰されて、引き続きご一線でご活躍されると

信じておりますので、陰ながら応援させて頂きます! 今後とも公私共々ご指導の程、

どうぞ宜しくお願い申し上げます。