今日録り(下に画像有り)を行ったVoトラックの編集で煮詰まったので、「愛を読むひと」の
最終回を観てきました。今日は月曜で1,000円の日なので。予想通り、ほぼ貸し切り(笑)。
で、感想ですが、主題が良く判らんかった…。話は理解出来たけど、それでどこが琴線に
触れるのかは、正直なところ自分には良く判りませんでした。点数を付けるとすると、
ブルーノ・ガンツに免じてギリギリ60点くらいかな。敢えて言うなら、「若いって良いなぁ」
と「若いって面倒臭いなぁ」ってのと両方ですか。前者は主に物理的な話ですがね(謎)。
うちの人に聞くと、原作はラストがちょっと違うそうなので、では読んでみようかと思って
書庫を漁りに行ったけど、行方不明。誰かに貸したっぽいです。ちなみにシュリンクの
作品は3冊くらいうちに有るらしいけど、一冊も読んでない。ホントに自分は独文学を
専攻していたのだろうか(苦笑)。
話は変わって、今日の録りは久々にMARiCOさんご本人です。 Wickedの曲を録ったの
ですが、こりゃちょっと難曲でしたね。オケもイマイチでしたし。rit.の仕方とか音楽的に
作られてない上にビートが何か裏拍に乗って聞こえるから、歌い辛そうでした。それでも
ピッチを気にしないで良いのは、歌唱表現に集中出来てディレクションが楽ですねぇ。
歌の録り方としては、一気に流しながら録っていくやり方、1番、2番、3番と分けて録って
いくやり方、Aメロ、Bメロ、サビ、大サビと分けていくやり方、全体を録った後にパンチイン
していくやり方等、状況と歌い手さんのレベルに合わせて使い分けるのですが、今日は
ブロックごとに録ったテイクを並べて一番良いところをフレーズ単位で繋げていく手法で。
これは音量やピッチにバラつきの少ない上手い人ならではですけど。ただ、録音後の
編集は一番メンドいです(苦笑)。細かくやってると正解が判らなくなっちゃうんですよね。
ProToolsは7.4からエラスティックタイム機能が付いてこの作業が非常に楽になりました。
多少タイミングがズレても余裕で修正可能ですので、純粋に最もアーティキュレーションに
優れたテイクを選べば良し。更に8からはテイクのコンペアも非常に楽になりましたしね。
普段はこの作業後にAutoTuneで音程補正を行うのですが、MARiCOさんには不要!
EQでLowカット+高域を若干調整し、コンプで軽めに潰してディエッサー掛けておしまい。
ということで、明日もう一度聴いて変なところがなければマスタリングを行って作業完了。
一度寝て聴き直すのは結構有効なんですよ。マスタリングについてはまたそのうち。